スーシルがやってきた! Dec. 31, 2002

ある日、ハピがオイラに耳打ちした。
「にいちゃん、新しいおとうとがくる。よかんじゃない。かくしん」
はじめはハピの勘違いだろうと思ってた。
そうしたら、昨日の夜、ママがオイラに言った。
「明日、ラルフとハピに弟ができることになりました」
できることになりました・・・ってママ!そんな急に!
オイラは心の整理がつかないまま弟のスーシルをむかえることになったんだ。


「ハピ、相談があるんだけど」(ラ)
「なに?」(ハ)
「明日、弟がくるじゃん。
でも、お前はオイラの一番の子分だぞ」(ハ)
「・・・それが、そうだん?」(ハ)
「そいつの子分になるなよ!」(ラ)


「何を話してるの?」(母)
「なんでもない」(ラ)
「ハピはだれのこぶんでもない。
ハピはハピ。いっぴきおおかみ」(ハ)
「おおかみ?」(母)

いよいよ、スーシルが来る日の朝
「ちょっとそこ。じゃまだからどいて」(父)
「何するの?」(ラ)

「毎日寒いだろ?毛布を切って、
スーシルのお部屋にいれてあげるんだよ」(父)
「父ちゃん、あんまりあまやかさないほうが・・・」(ラ)
「毎晩ママの布団の中で寝てる
お前に言われたくないんだけど(怒)」(父)

ハピオハウス改めスーシルハウス
「こんやから、ハピはどこでねる・・・?」(ハ)
「外だよ、外」(ラ)
「違うよ。みんなで一緒に寝るんだよ」(母)
「とうとう、すてられるかと、おもった」(ハ)

「父ちゃん、スーシルが大きかったらどうしよう」(ラ)
「そんなわけないだろ。赤ちゃんだぞ」(父)
「かまれたらどうしよう」(ラ)
「俺はお前がかまないか心配だ」(父)

「まだこないかな?」(ラ)
「あの子ったらソワソワしてるわ」(母)

「遅いね。そろそろかな?」(父)
「オイラ、裸でいいのかな?
蝶ネクタイとかしたほうがいいかな?」(ラ)
「な、なんのために・・・そんな必要なし!」(父)

そうこうしているうちにスーシル到着
「かわいがってあげてください」(元母)
「もちろんです!」(新母)

「はー。(ため息)何度撮っても真っ黒だぁ」(母)
「黒い子は写真とるの難しいよね」(父)
スーシルの影をお楽しみください

そして、その日の夜
「ハピ、声かけてあげなよ」(ラ)
「ハピ、ひとみしり。そんなことできない。」(ハ)
「・・・」(スー)


「そういうの、にいちゃんの仕事」(ハ)
「そうだね。じゃあ・・・
おちびちゃん、こっちにおいでよ」(ラ)
「・・・(うなずく)」(スー)

「オイラがラルフでこっちがハピ」(ラ)
「・・・(うなずく)」(スー)
「・・・」(ハ)
まったく他人行儀な初日の3匹。なじんでない

「あれ?この子寝ちゃったみたい」(ラ)
「きっと疲れちゃったんだね。お部屋に戻そう」(母)
「ハピもねむくなってきた」(ハ)

この日、初めてひとりで寝たスーシル。
今日からはお母さん代わりのくまちゃんと一緒。
結局、おとなしかったのは初日だけでした。
「かわいい、かわいすぎる。食べてしまいたい。
俺、スーシルにメロメロ宣言!」(父)
そして父ちゃんはスーの奴隷になりました。

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