スーシルがうちにきてから早3ヶ月。
スーは体こそ大きくなったけど、まだまだ動きはこどもなんだよな。
そんなある日、スーがオイラに話があると言ってきた。
「スーさん、髪の毛ぼーぼーです。ラル兄ちゃんはどしてすきりしてるですか?」
オイラが定期的に美容院にいっている話をしてあげると、スーは目を輝かせて言った。
「スーさんもそこ、いってみたいです。スーさんも、すきりしたいです」
弟思いのオイラはママに頼んであげることにした。
そして、とうとう今日、スーさんをつれて美容院にいってきたんだ!
生まれてはじめての美容院、どうなることやら・・・
「スーさん、もさもさです」(スー)
「ラル兄ちゃんと美容院いっといで」(母)
「びよういん・・・ですか」(スー)
「ラル兄ちゃんみたいにかっこよくしてください、
っていうんだぞ」(ラルフ)
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「今日はどうしましょうか?」(カラー)
「お兄ちゃんみたいに・・・ハピ兄ちゃんみたいに
くるくるパーマにしてほしいです」(スー)
「それはちょっと無理です(苦笑)」(カラー)
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「それで、やっぱりパーマはむりですか」(スー)
「お姉さん困らせるようなこというなよ」(ラ)
「ぜったいにだめですか?」(スー)
「スー、しつこいぞ!」(ラ)
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「わわわ。高いところこわいです」(スー)
「だいじょうぶだよ・・・おちなければ。
フフフ。」(カラー)
「おちたらだめってことですね。」(スー) |
「先にラルフ君やっちゃおうね」(カラー)
「ラル兄ちゃん、痛くないですか?」(スー)
「痛いよ。痛くて苦しくて死にそうだよ」(ラ)
「そ、そなんですか?(ブルブル)」(スー)
「ウソをつかないように!」(カラー)
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そして数時間後・・・
迎えにいった母は目を疑った。
思わず
「うちのスーはどこですか?」
って聞きそうになっちゃいました。
だって、あまりに別犬になってたんだもん |
「え”−−!!びっくり!」(母)
「なにがですか?」(スー)
「スーさん、大きくなった!」(母) |
「どですか?」(スー)
「すっかりオトナっぽくなって。」(母)
「でもスーさんはまだこどもですよ」(スー)
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お兄ちゃんと記念写真をパチリ。
すっかり気分よくお店をでて30秒後。
悲劇がわたしたちを襲った。
想像以上に興奮気味でお店を出たスーさん。
いつもはノロノロ歩く道路でも、今日に限って突っ走った。
そして!
お店のすぐ横の駐車場でラルフがおしっ@をしているその時!
なんとスーが頭からそこに突っ込んでしまったのだ。
せっかくきれいにしてもらったのに・・・。
申し訳なくて、お店に戻れなかった。
家に帰ってまっさきにしたこと。
それはスーの顔を洗うことであった。(涙)
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